夏越の大祓と茅の輪神事
茅の輪くぐりを含め行われる大祓の神事。
大祓詞を宣るとともに、茅萱(ちがや)で作った大きな輪をくぐることで、半年間の穢れを祓い清めます。
令和六年も六月三十日 日曜日に齋行いたしました。
「 夏越の大祓 」(なごし の おおはらえ)
6月30日、里宮社殿内で「大祓詞」(おおはらえ の ことば)を詠みあげ、「祓」の儀式を行います。
参列者の方々には人形(ひとがた)に穢れを移していただき、その後、茅の輪くぐりの神事を行い心身を祓い清めます。
「茅の輪くぐり」
数字の ”8”を横に描くイメージで、茅の輪を三度くぐります。
茅の輪の起源
『備後国風土記』の逸文にある蘇民将来(そみんしょうらい)の逸話が、その起源といわれます。
蘇民将来は質素な生活をおくっていましたが、蘇民巨旦(そみんこたん)という裕福な弟がいました。
スサノヲノミコトが旅の途中に一夜の宿を求めた折り、巨旦が宿泊を断ったのに対し、将来は快く接待したそうです。
数年後、スサノヲが再び将来の家を訪れ「悪疫が流行したら茅萱(ちがや)で輪を作り、腰につけていると悪疫を免れることができる」と教えます。
やがて疫病が流行ったとき、将来は教えを守ったので子孫は栄え、巨旦の一族は滅びてしまったそうです。
その蘇民将来の腰の茅の輪が、いつしか人がくぐることが出来るほど大きな茅の輪となり、今に伝わります。
伊豆山神社の大祓 令和六年の様子
6月30日(日曜日) 午前10時より斎行いたしました。
茅の輪は、8月18日の例祭まで設置しておきます。
いつでも、ご都合の良い時にくぐっていただくことができます。
伊豆山神社の大祓 令和五年の様子
6月30日(金曜日) 午前10時 斎行いたしました。
茅の輪は、8月18日の例祭まで設置しておきました。
いつでも、ご都合の良い時にくぐっていただきました。
伊豆山神社の大祓 令和四年の様子
「花 手 水」
今、手水を出すのは休んでいますが、花を手水鉢に浮かべています。
花々の香気で、心身を清めていただければ幸いです。
『茅御守』
茅の輪を作った「茅萱」(ちがや)を入れ、お守りにしました。
身に付けていただき、穏やかに生活なされますよう祈念申し上げます。